個人事業主Q＆A

個人事業の開業の方法を教えて下さい。

個人事業を開業するには、まず税務署に届出書を提出します。
必ず提出する書類は「個人事業の開廃業等届出書」です。
また関連して提出する書類は「所得税の青色申告承認申請書」、「青色事業専従者給与に関する届出書」、「給与支払事務所等の開設届出書」が必要です。
屋号・事業の概要・記帳の方法を事前に決めておきましょう。

個人事業主のメリットは何ですか。

個人事業主として開業する最大のメリットは、青色申告により節税が可能になることです。青色申告でしか受けられない優遇税制があります。
優遇税制の一つが青色申告特別控除です。これは事業所得から最大６５万円の控除を受けられます。つまり６５万までの所得に対して所得税が掛かりません。但しこの６５万円控除を受けるには複式簿記での記帳が必要になります。

会社の社長は個人事業主ですか。

個人事業主は法人（会社）を設立しないで事業を興す人です。
社長は法人（会社）を経営する人で必ず法人（会社）に所属します。
よって社長は個人事業主ではありません。

個人事業主とサラリーマンでは税金が違いますか。

個人事業主とサラリーマンでは税金の種類や納め方が違います。
●税金の種類
サラリーマンが納める主な税金は所得税と住民税です。
個人事業主は所得税、住民税の他に消費税と個人事業税が掛かる場合があります。
●税金の納め方
サラリーマンは勤務先会社が税金を給与から天引き（源泉徴収）して納めます。
個人事業主は納税額を自ら計算して直接納税（申告納税）します。

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